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zoom RSS 箕輪初心:生方▲真田丸97【第22話『裁定』】&加沢記「名胡桃事件」

<<   作成日時 : 2016/06/06 19:56   >>

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春、豊臣秀吉は沼田問題の解決に取りかかった。徳川家康に命じて、
北条家臣を呼ぶように指示した。北条家臣:板部岡江雪斎が
「真田は徳川家康の家臣である。・・・・」徳川家康は「沼田
は真田が自力で取った。・・・」豊臣秀吉は
1)3分の2は北条、2)3分の1は真田3)替地が北条領から
(★群馬県史P712)天正17年(1589)「家忠日記」が根拠で
10月下旬か11月★名胡桃事件の沼田城代:富永一族:猪俣
邦憲(北条氏邦の右腕)は権現山城(榛名峠城)から、攻撃し、
八木節の鈴木主水の名胡桃城を奪い取った。通説は名胡桃城の
侵攻はということになっている。真実は不明である。名胡桃事件
があった事を前提すると、猪俣邦憲単独行動説、北条氏邦命令説
・北条氏政・氏直命令説、徳川家康陰謀説、豊臣秀吉陰謀説など
いろいろある。2011年段階では、豊臣秀吉陰謀説もあり得ると
思っていたが、今は全く分からない。
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(★名胡桃城にあるポスター)

箕輪初心:生方▲真田丸18【名胡桃事件への過程→秀吉の小田原攻撃】
http://53922401.at.webry.info/201601/article_21.html

箕輪初心●群馬【名胡桃城A】=北条氏滅亡のきっかけの城
http://53922401.at.webry.info/201202/article_22.html

箕輪初心●岩櫃城探検隊第8弾【中山城2回目】
http://53922401.at.webry.info/201311/article_13.html

箕輪初心●群馬旧高山村の城:中山城1回目&並木城
http://53922401.at.webry.info/201201/article_23.html

★★箕輪初心●【横尾八幡城】
http://53922401.at.webry.info/201202/article_12.html


◆ナレーター
「北条氏政・・・」

●聚楽第
秀吉、信繁、正信、江雪斎が一同に会し、「沼田裁定」が始まった。
秀次、三成、且元もいる。

沼田城は上野と越後の国境に位置する要衝の地にある。
信繁と江雪斎は、それぞれ根拠をあげて所有権を主張した。

江雪斎「天正6年(1578)、上杉謙信死後に起こった御館の乱により
   沼田城を北条が制圧した。
★沼田城代は猪俣邦憲(富永助盛)、金子泰清(沼田顕泰の家老)を
 置いた。甲越同盟の成立で上杉景勝が武田信玄の沼田攻略を承認し、
 真田昌幸が攻略の命を受けた
幸繁「かつては天正8年(1580)、真田は沼田城を奪い取った。」
★史実が真田昌幸が城代:金子泰清に調略を仕掛け、真田昌幸の叔父
:矢沢頼綱が沼田に攻め入ってを無血開城させ、武田信玄が沼田を
支配化に置いた。ウィキペディアの年号は違っていた。


江雪斎「北条の方が先である。」
幸繁「先というなら、謙信公の方が先で、上杉に沼田を返すべきで
   ある。」

◆ナレーター

●聚楽第
秀吉「おもしろい。だれが造った城か?」
片桐「・・・・・沼田顕泰・・・・」
秀吉「・・・上杉謙信」

秀吉「何故・・・城にこだわる?」

片桐「「関東の・・・」
地図をみながら・・・


・・・・・・・」「
◆ナレーター
「沼田城は一時期、織田家臣:滝川一益が支配していた。」


※天正10年(1580)3月26日・・・滝川一益に北条氏政も
 出仕した。沼田には甥:滝川益重が入城した。6月19日・20日、
神流川の戦い直後、滝川一益・沼田城代:滝川益重も小諸城に撤退
した。沼田城はがら空きになっていた。そこに真田昌幸の叔父:
 矢沢綱頼(頼綱)が沼田に再び入った。」

江雪斎「先にいたのは北条・・・」
幸繁「・・・己の力で・・・
◆ナレーター
真田は信長の命で滝川の配下とされ、「本能寺の変」による騒動に
便乗して沼田城を奪い返した。

江雪斎「つまり、真田は主人の滝川殿を裏切り、沼田をだまし取ったのです」
幸繁「だまし盗ったのではない。」
江雪斎「真田はかすめ取ったではないか?・・・さらに。
  ・・・・滝川一益がいなくなった時も滝川一益を裏切り
  かすめっとったのではないか?」
★私も同感、・・・その通り、・・ピアノ。

江雪斎は身も蓋もない言い方をした。
信繁を感情的にさせ、失言をねらっている。
次第に江雪斎が真田の弱みを攻めてきた。


信繁は、とうとう我慢できなくなった。
「おっしゃる通り、だまし取り、かすめ取り、勝ち取りました!」

秀吉が「がはははああ・・・。」
と声を立てて笑いながら、
「実におもしろい。だが疲れた。・・」

その後、休憩となった。


●隣の部屋
信繁は広間を出て、こっそり隣室に入った。
「水の飲んだ。」

昌幸「良くやった。戦いはこれからだ。」
昌幸は一部始終を聞いていて、信繁の肩をたたく。
かんがんたたく。・・・、
「江雪斎と互角に戦っている。」
と励ました。
昌幸が気になるのは、まだひと言も語っていない正信の
出方だった。
昌幸「おもしろうなってきた。」

●廊下
江雪斎「これは戦だとおもうておる。」
幸繁「わたしもそのつもりです。
「容赦はせぬぞ。・・」
江雪斎「・・・誠に戦いをせずにすむ。」

きりがきた。
幸繁「ここからは入れないぞ。」

秀次「きり
きり「中納言様、・・・
秀次「沼田はどんなところだ。」
きり「・・高い崖の上に立っていて、・・・」



●裁定が再会された。
進行役の三成が、
「天正10(1582)年に徳川と北条が結んだ盟約・・・」
を取り上げた。
江雪斎「その件、ならば、・・・・北条は・・・徳川様から・・・
 その折に、徳川は、当時、配下だった真田の持ち城・沼田城を
  北条に引き渡すことと、取り決めたのでございます。」
江雪斎が「起請文を証拠として・・出し、・・・」
起請文を・・・・・・
書記役の且元に渡した。

◆ナレーター
「その年、真田は徳川に従属し、徳川と北条が争っていた。勝敗が
 つかないまま戦が長引き、北条が持ちかけた和睦に徳川が乗った。」


幸繁「同じ年、真田も徳川と盟約を結んでいる。このとき、徳川様は
  真田に対し、盟約・・・沼田の城の安堵を約束しております。
  徳川様が」
信繁もまた、且元に起請文を提出した。

秀吉「・・・」

秀吉は、お捨を抱いて審議を聞いている

秀吉「見えてきたぞ。つまり徳川は、真田と北条の両方に、沼田を渡す
と約束してしまった」


  お捨がぐずり始め、秀吉は審議に飽きてきた。
秀吉「あとは真田と北条、どちらの約束を重んじるか吟味すればいい。」
秀吉「あとは任せた。」
秀次「はは・・・」
徳川の責任も重大だ。

秀次にその取り仕切りを任せ、秀吉は広間を出ていった。


江雪斎「・・・」

正信は弁明の機会を与えられ、周囲を見回した。
「はてさて・・・・」
「はて、なんでございましたかな」
江雪斎は、「北条と真田では盟約の格が違う
  徳川と真田は主従であり、いわば親と子の約束であるが、・・・
 徳川と北条は国と国との約束だ。」
と主張した。
三成「日付は・・・」
  「北条は 9月27日、・・・・」
 「真田・・9月28日、・・・」


江雪斎 「徳川殿は、居並ぶ双方の家臣たちの前で、はっきりと、
    沼田は北条に譲り渡すと申された」


正信「はてさて、合点がゆきませぬな。」


正信が吟味に加わり、
「は・・・」
「徳川は北条に、沼田を譲り渡すつもりはなかった。」
と言いだした。

「北条に伝えたのは、『奪い取るなら、好きにせよ』ということ」

江雪斎『奪い取るなら、好きにせよ』
 ここに起請文に「手柄次第」と書かれているはずだ・・・
「邪魔はせん。という・・・」
 と指摘し、且元が手元の起請文を確認した。

「ありました、確かにここに『手柄次第』と・・・」
秀次も起請文に目を落とし、蒼白な顔をしている江雪斎を見た。

正信「わしははっきり思えておる。」

「忘れ申した。」
江雪斎「なんだこれは?」
と怒った。

秀次「ずっと気になっていたのだが、『譲り渡す』にせよ、
 『奪い取る』にせよ、それは沼田城が真田の城であることを、
 暗に認めていることにはならないか。もともと北条のもので
 あるなら、『取り返す』『奪い返す』と言うべきである・」
 「語るに落ちる。・・ちがうか?ここまでだな?・・・」

江雪斎が黙った。
三成「後程・・・殿下の・・」
後刻、秀吉の裁定が下されることになった。
審議が終わった。

●廊下
幸繁「本多様。・・」
  「はい。」
幸繁「先ほどはありがとうございました。」
  「礼をいわれるようなことしましたかな?・・」
幸繁「・・・黙っていられたはず・おかげでたすかりました。」
廊下を行く正信を呼び止め、真田に味方してくれた礼を述べた。
正信が「一生懸命やっている姿をみて。・・・
小さく笑って立ち去った。

●隣室
信繁は昌幸がいる隣室に入った。
「よう頑張った。勝ち戦じゃ!」
「これで・・・」

昌幸が笑顔で信繁をねぎらった。
三成が苦り切った顔で入ってきた。
三成「昌幸が潜んでいると分かっていた。」
という。
昌幸「」
三成「お主のおかげで、算段が狂った。」


昌幸「ききずてならんな?」
三成「困るのだ。殿下にとって、何より大事なのは、北条を
   上洛させること。そのためなら、沼田はくれてやってもいい
   と思っておられた。」
幸繁「裁定の形にしたのは、何のために・・」
三成「すんなり沼田を渡せば、真田の立場がないと思い、
   斟酌したからだ。真田が諦めなければ、北条との戦にとどま
   らず、この国を巻き込む大戦になる。

三成「安房守殿、ここは折れてくれぬか」

昌幸 「たかが沼田ごときで・・・」

三成「火種となるのだ。」
三成が両手をついた。
三成「この通りだ。」
幸繁「お手をお上げ下さい・・。・沼田は諦めましょう。」

*コールアングレの音がドラマチックであった。

信繁「私もむだな戦は望んでいない。
   沼田は引き渡しましょう。父上。」

昌幸は・・・やむを得ず譲歩し、要望を一つ出した。
昌幸「沼田に変わる場所・・・
  沼田の外れにある名胡桃には、わが真田家の代々の墓がある。
  あそこだけは渡すわけにはできぬ。」

三成「ならば名胡桃はそのままそなた(真田)に残す」
昌幸「従うのみでござる。」
三成「すまぬ。」
三成が約束して部屋を出た。


幸繁「お墓が名胡桃にあるのですか?
昌幸「はったりじゃ。」
幸繁「でまかせに・・・・」
昌幸「名胡桃に真田家の墓があるというのは、わしの思いつきに
   すぎない。だが、残した意味は大きい。
  おかげで沼田を見張れる。・・・・名胡桃はひときわ高い
  ところにある。あそこの城からは、沼田が丸見えじゃ。」
昌幸がニヤリと笑った。
幸繁「にらみをきかせることがせきるのですね。」
この日のうちに裁定が下った。

「決まったか」

◆ナレーター
「沼田城を含む沼田領3分の2が北条の、名胡桃城を含む3分の1が
真田のものとなった。また、沼田領3分の2と同等の領地を、徳川が
真田に用意することになった。
かくして・・・決着した。かのように思えたが、・・・」

●小田原城
小田原に帰城した江雪斎は、氏政に「沼田裁定」を報告した。

「北条はこの条件で、氏政の上洛を約束しました。上洛とひきかえに
 ・・・今は京へ・・」
とともに上洛を進言した。

しかし、北条氏政は、名胡桃城を真田に残したことが気に入らない。
「10000人の兵を・・・」
「20000にしよう。・・・」
裁定への不服を、沼田城の受け渡しに2万という大勢の兵を配置する
ことで表そうとした。


●聚楽第
「つまらん。」

「沼田裁定」により、真田と北条の対立は解消されるはずだった。


●沼田城・・・
矢沢・・・
信之「・・・大叔父・・・どうかご理解を・・・」

矢沢「・・・安中五郎など城を守るために死んでいった」
   何のためにしんでいったのだ。」
★安中五郎・・初耳だった。
安中忠政(重繁)の妻は沼田顕泰の娘、長野憲業の娘である。
安中忠政(重繁)の子どもは安中景繁、高田繁頼室。
安中景繁の妻はは長野業正(業氏?)の娘、後妻は甘利昌忠の
娘・・・
「西上州の中世」黒田基樹著によると、
享禄の乱後、長野業正の母(沼田顕泰の娘)の妹の娘を養子にし
安中忠政(重繁)に嫁がせた。子どもは安中景繁である。
天正3年(1585) 長篠の戦いで、甘利昌忠軍に属し、安中景繁は
討ち死にした。・・・安中五郎が真田家臣になっていたなんて
知らなかった。

矢沢頼綱は頭にきて出て行った。
昌幸「大叔父はいくつになる?」」
三十郎「72でございます。」
  「・・・三十郎・・・・・」

「大殿が大変でございます。」

「イブ・・残る・・・」

「三十郎が・・・」

◆ナレーター
「・・・・かにみえた。」


「名胡桃が・・・」

◆ナレーター
「ところが、沼田城に入った北条家家臣・猪俣邦憲が、突如、名胡桃城
 を攻めて、奪い取ってしまったのである。」
●名胡桃事件「加沢記」
 北条氏邦の沼田城代:猪俣邦憲は、中山城
主:安芸守の2男:中山九郎兵衛に、「貴殿は中山城主であって当
然だ。北条につけば、名胡桃城&小川城は貴殿のものになる。」と
言葉巧みにそそのかした。中山九郎兵衛は姉婿の名胡桃城代:鈴木
主水(重則)に「伊那郡(もう一つの豊臣秀吉の分与地)の城取り
の相談あるから、上田に来るよう。」と偽りの真田昌幸の書状を出し、
鈴木主水を城外におびき出した。鈴木主水が異変に気づいて名胡桃
城に戻ったときには、中山九郎兵衛が名胡桃城を乗っ取ってしまっ
た後だった。鈴木主水は妻子を沼田城に取られたので、北条の味方
になるふりをしたが、鈴木主水は真田昌幸から預かった名胡桃城を
乗っ取られた責任からか、腹を掻っ切って果てるしかなかった。沼
田の正覚寺で自刃したという。この年に結婚した真田信之の妻:小
松姫(徳川家康養女)の墓のある場所である。話が出来すぎの感が
あるが、とにかく、猪俣邦憲は簡単に名胡桃城を手に入れた。きっ
と北条氏邦が「でかした。」と褒めたであろう。その後、北条氏邦は
真田昌幸の岩櫃城に総攻撃をかけようと、中山口・白井口・大戸口
から岩櫃城に向かった。中山口は猪俣邦憲が大将で、中山・尻高・
富永が攻撃開始をし、中之条の横尾八幡城で戦った。白井口は北条
氏邦の本隊軍で、中之条古城で戦った。大戸口からは上田を大将に
手古丸城を落とし、大戸の仙人窟陣城から様子を伺っていた。★も
しかしたら、箕輪城代:多米周防守や倉賀野城代:塀和伯耆守も応
援していたかもしれない。・・・・しかし、真田昌幸から、これを
聞いた豊臣秀吉は烈火のごとく怒り、北条氏政&氏直に宣戦布告状
を叩き付けた。・・・北条一族は、岩櫃城攻撃を断念した。猪俣邦
憲は名胡桃城の乗っ取り作戦の成功が原因で北条氏を滅亡に追い込
むなんて思ってもいなかったのである。
   (★上毛古戦記の要約等)


●上田城
「名胡桃のようすは?」

上田城は騒然となった。
名胡桃城の城代:鈴木主水は、責任をとって自害して果てたという。
昌幸の留守を預かる信幸の責任は重大だ。
内記は「すぐに出陣して城を奪回すべきです、」
と主張した。
信幸は慎重を期した。
沼田は複雑な問題をはらんでおり、うかつには動けない。

平八郎「・・・」
信幸「・・・」

平八郎「兵100貸してくだされ。北条を・・・」

幸繁「・・お戻りくさい。ここは真田の軍議でござる。
   父上は徳川の家臣でござる。」

平八郎・・・一見、むか?・・・
 でも、安心したらしい。 

「ははは・・・」
と安心して退散した。


信幸は戦闘態勢を整える一方、昌幸の指示を仰ぐため、忍びの佐助を
京へ走らせた。
また徳川には、早馬を飛ばして一報を送った。
★猪俣邦憲は富永一族である。富永助盛が本名である。
 西伊豆:土肥の領主で・・・江戸城2の丸を本拠に、伊豆
 &武蔵に8万石程度の所領を持って行った。石高は北条氏の
 bRの出身である。」
 (★『伊豆水軍物語』・『富永一族』)


●小田原城
氏政「猪俣が名胡桃を・・・思いっきり・・」

氏直「折角・・・」

氏政「これば、北条と真田の戦じゃ・・・」

● 隣の部屋
昌幸「鈴木主水が死んだ?・・・・・」

幸繁 「下知を・・・」
・・・・・
昌幸「意趣返しじゃ」

  佐助から急報を受けた昌幸は、秀吉に会った。


●聚楽第
昌幸「どうか、名胡桃城奪回のお許しを頂きたい。真田の兵
   だけで・・・

秀吉「名胡桃のこと、わしに預けてくれんか」
昌幸「殿下・・」
秀吉「・・・・」
昌幸「しかし、・・・・
秀吉「さがれ。」
秀吉は、何か腹案を練っているらしい。
昌幸は納得いかないまま、信繁とともに退いた。


秀吉は、今度は三成の同意が得られると踏んだ。
「治部、これで北条攻めだな。」
三成「いま一度だけ北条に書状を送り、真田への名胡桃城返還と
   氏政の上洛を・・・」
促すことを提案した。

●京の「真田屋敷」
出浦「沼田が・・東が手薄じゃ。攻め落とせるぞ・・」
昌幸「さぞ、無念であろうな」

・・鮫・・・
佐助


●小田原城
名胡桃城の一件が、秀吉が北条を攻める格好の口実とされないか。
江雪斎が懸念した矢先、秀吉からの書状が届いた。
「何ゆえ秀吉は首を突っ込んでくる!」
氏政は危機感が薄く、ただの干渉だとしか思っていない。
「ここは従っておいたほうが得策でございます」
江雪斎が語気を強めた。
「ご隠居様。・・」

●茶室
「来んずつ・・・」
「口実が確定しましたな?」
秀吉は、北条から届いたわび状に鼻白んだ。

詫び状には、名胡桃の一件は猪俣の勝手なふるまいで、
氏政のあずかり知らないことであり、城は真田に返すと
申し開きがなされている。

これでは、北条を攻める口実にならない。
「いま一度揺さぶりをかけるか。猪俣の首を差し出せと、氏政
に伝えよ」

小田原に書状が届いた。
北条氏政は読むや否や放り出した。秀吉の要求に応じる気はない。
「秀吉は九州を平定し、まだ日も浅い。戦というのは金がかかる
ものじゃ。そう立て続けにできるものではないのだぞ、江雪斎」
氏政は、高をくくっていた。

聚楽第の茶室で、利休が秀吉に茶をたてている。
「一思いにやってしまいなはれ。」


茶室を出た秀吉は、廊下に控えている三成と信繁に命じた。
「北条攻めじゃ。すぐに支度せよ」
秀吉は、各地の大名を総動員し、北条のどぎもを抜く大軍で出陣する
と気炎を上げた。

「秀吉が攻めてくる。この小田原城があるかぎり、負けはせぬ」
氏政は不敵な笑みを浮かべた。奥州の伊達と盟約があり、
今からでも徳川を味方につけようと江雪斎を駿府に遣わした。

もっとも、家康が今さら北条と手を組むはずもなく、京に出立した
ことにして江雪斎には会わなかった。
「軍勢は多ければ多いほど、まとめあげるのに手間がかかるものじゃ」

そんな氏政の予想は、完全に外れた。


●聚楽第
「北条城攻めじゃ。」

「かしこまりました。」

「戦がはじめれwば。。。」
「暴れ牛・・・だれも泊められることができん。」

●小田原城
「秀吉が攻めてくる。」



◆ナレーター

「まとめ上げた」

「これより、北条を成敗する・・・」


秀吉はあっという間に、総勢21万という大軍勢をまとめあげ、
聚楽第の大広間に家臣たちを集めて宣言した。

「これより北条を成敗する!」


●駿府城
家康「しまいじゃなあ、北条は・・・」



◆名胡桃城〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「このときから、」


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http://53922401.at.webry.info/201202/article_5.html


●▲■【第3話】天正10年(1582)3月中旬、信長:法華寺にて**
箕輪初心:生方▲真田丸22『第3話:「策謀」のあらすじ』
&登場人物の解説
http://53922401.at.webry.info/201601/article_25.html

箕輪初心生方▲真田丸71【諏訪上社前宮〜上社本宮&
「信長と光秀&真田信繁?因縁の法華寺」
http://53922401.at.webry.info/201603/article_17.html

箕輪初心★織田信長F安土城から天下取り開始
http://53922401.at.webry.info/201206/article_11.html

箕輪初心●滋賀「安土城&ハ見寺&博物館」
http://53922401.at.webry.info/201101/article_12.html



箕輪初心:生方▲高遠城&五郎山に眠る仁科盛信の墓
:真田丸bR「策謀」追加
http://53922401.at.webry.info/201605/article_17.html




●▲■【第4話】天正10年(1582)6月2日、本能寺の変******
箕輪初心:生方▲真田丸29【TV第4話「真田昌幸VS徳川初対決
〜本能寺】
http://53922401.at.webry.info/201602/article_1.html

箕輪初心:生方▲映画『信長協奏曲』面白過ぎのあらすじ
http://53922401.at.webry.info/201601/article_30.html


●▲■【第5話】天正10年(1582)6月中旬、昌幸と滝川一益***
箕輪初心:生方▲真田丸36:第5話【織田信長の死→窮地】
http://53922401.at.webry.info/201602/article_9.html

箕輪初心●箕輪城シリーズR「第11代:滝川一益」
http://53922401.at.webry.info/201010/article_33.html


●▲■【第6話】天正10年(1582)6月9日、森長可の撤退******
箕輪初心:生方▲真田丸43:第6話【迷走】のあらすじ
&「森長可の撤退」
http://53922401.at.webry.info/201602/article_19.html



●▲■【第7話】天正10年(1582)6月20日、神流川の戦い〜小諸城**
箕輪初心:生方▲真田丸50第7話『滝川一益の逃亡』
箕輪城→小諸城へ
http://53922401.at.webry.info/201602/article_26.html

箕輪初心▲埼玉上里【金窪城】&『神流川の戦い』詳細
http://53922401.at.webry.info/201409/article_21.html

箕輪初心◆高崎【第16回新町神流川合戦:滝川一益】
http://53922401.at.webry.info/201211/article_3.html

箕輪初心:生方▲真田丸30【真田昌幸と滝川一益との腐れ縁:友情】
http://53922401.at.webry.info/201602/article_2.html

箕輪初心●群馬【松井田城】=安中忠政→大導寺政繁の城
http://53922401.at.webry.info/201112/article_2.html

箕輪初心:生方▲真田●65【小諸城】:ちょっと文学探訪&歴史
http://53922401.at.webry.info/201603/article_10.html
http://s.webry.info/sp/53922401.at.webry.info/201603/article_10.html

箕輪初心:生方▲箕輪城175『第13回箕輪城祭り』写真集
3−@出陣式〜出陣
http://53922401.at.webry.info/201510/article_26.html

箕輪初心:生方▲箕輪城176『第13回箕輪城祭り』写真集
3−A出陣〜着到
http://53922401.at.webry.info/201510/article_27.html

箕輪初心:生方▲箕輪城177『第13回箕輪城祭り』写真集3−B
着到〜攻防戦
http://53922401.at.webry.info/201510/article_28.html


●▲■【第8話】天正10年(1582)7月13日真田昌幸が北条氏直に謁見
箕輪初心:生方▲真田丸 57「第8話『調略』のあらすじ&川中島
http://53922401.at.webry.info/201602/article_32.html
★天正壬午の乱の開始

箕輪初心●長野:海津城=松代城:川中島の戦いでの信玄の拠点
http://53922401.at.webry.info/201309/article_14.html

箕輪初心◆長野の松代:松代藩真田家藩士の家巡り
http://53922401.at.webry.info/201309/article_13.html


●▲■【第9話】天正10年(1582)8月、天正壬午の乱、
箕輪初心:生方▲真田丸63TV第 9話【天正壬午の乱】のあらすじ
&平山優説の違い
http://53922401.at.webry.info/201603/article_8.html

箕輪初心:生方▲真田丸48【佐久:春日城】依田信蕃と真田昌幸
http://53922401.at.webry.info/201602/article_24.html
★依田信蕃が真田昌幸を徳川に引き入れた。


箕輪初心:生方▲山梨【若神子城】武田信玄の信濃攻略の拠点&
烽火集積地
http://53922401.at.webry.info/201504/article_29.html
★北条氏直の陣


箕輪初心:生方▲山梨【獅子吼城】:徳川家康VS北条氏政
http://53922401.at.webry.info/201505/article_1.html
★徳川家康は大導寺政繁のいる獅子吠城を服部半蔵を使って攻略。


箕輪初心:生方:▲山梨【谷戸城】甲斐源氏祖:逸見清光の居城
http://53922401.at.webry.info/201505/article_2.html
★徳川家康は旧武田遺臣を味方に付け、谷戸城を攻略。



●▲■【第10話】天正10年(1582)10月徳川&北条和睦*****
箕輪初心:生方:真田丸70◆ 10話『上田城築城』
&曳間城(浜松城の前身)
http://53922401.at.webry.info/201603/article_15.html

箕輪初心:生方▲真田丸31【真田幸隆の知恵:徳川家康を利用して
造った上田城】
http://53922401.at.webry.info/201602/article_3.html

◆◆ 箕輪初心●井の国後編:「井伊直政」 ◆◆
http://53922401.at.webry.info/201212/article_4.html
★井伊直政は北条氏の大導寺政繁との交渉で徳川方の使者と
して政治的手腕を発揮。徳川&北条の和睦の立役者であった。
徳川家康が武田氏の旧領:信濃国・甲斐国を支配。
●井伊直政は武田氏の旧臣達約120人と家康の旗本の一部が配属された。
 →山県昌景の意志を尊重し、「井伊の赤備え」部隊の大将となった。
★関ヶ原の合戦後、井伊直政が真田信之に頼まれて、真田昌幸と
 真田信繁を命乞いを徳川家康にしたのに、井伊直政は真田丸に
 出てこない。後、真田幸繁の『真田丸』なんてなかったのに・・


●▲■【第11話】天正11年(1583)上田城完成祝いと室賀殺害***
箕輪初心:生方▲真田丸74【「加沢記」の室賀】
&TV 11話「祝言」のあらすじ
http://53922401.at.webry.info/201603/article_22.html

箕輪初心:生方▲真田丸84【室賀城=原畑城+笹洞(ささぼら)城】
&室賀氏・屋代氏の歴史&真田昌幸
http://53922401.at.webry.info/201604/article_11.html



●▲■【第12話】天正13年(1585)6月頃************
箕輪初心:生方▲真田丸77:第12話「真田幸繁の上杉への人質」
&平山・丸島諸説
http://53922401.at.webry.info/201603/article_29.html
6月頃 真田昌幸は上杉景勝に従属することを決めた。真田弁丸
 (信繁)の供奉衆に矢沢頼幸が同心として預けられ、一軍の指揮
  官に任じられた。・・・
7月15日は上杉景勝への9ヶ条の起請文
@上杉に忠節を尽くせ
A敵が攻めてきたら援軍をよこせ
B噂や密告を信じないで、密接な関係でいようね。
C信濃国の知行は海津城将:須田満親が行う。
D小県(上田)、吾妻(岩櫃)、利根(沼田)・坂木の庄を安堵した。
E佐久甲州のどこか、長野一跡(箕輪城)を与える。
F屋代秀正の一跡(荒砥城&屋代城)を与える。
G真田昌幸に禰津昌綱の処遇も一任した。
平山説・・・昌幸の配下にすること
◎天正11年に出浦昌相(一般論の出浦盛清は誤りか?)
が真田の家臣になったのと符号する。
真田昌幸に安堵した埴科郡に出浦の所領が入っているので
(★丸島説)・・・『真田丸』に合致している。


●▲■【第13話】天正13年(1585)閏8月2日、第一次上田合戦**
箕輪初心:生方▲真田丸80【第1次上田合戦】加沢記・平山説
&第13話「決戦」
http://53922401.at.webry.info/201604/article_6.html

箕輪初心:生方▲真田丸32【真田昌幸:空城の計&第一次上田合戦】
http://53922401.at.webry.info/201602/article_4.html



●▲■【第14話】天正16年(1586)6月上杉景勝・真田幸繁上洛*

箕輪初心:生方▲真田丸86【昌幸の秀吉への臣従過程2説】
&第14話『上洛』
http://53922401.at.webry.info/201604/article_14.html

※倶利伽羅峠〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
箕輪初心★木曾義仲:上野国多胡庄2ヶ月→信濃依田城で蜂起
http://53922401.at.webry.info/201310/article_3.html

箕輪初心★木曾義仲Cゆかりの地:埼玉→信濃→上野→信濃→北陸へ
http://53922401.at.webry.info/201406/article_17.html

箕輪初心★松尾芭蕉33『奧の細道22』【金沢・小松】&My金沢城登城
http://53922401.at.webry.info/201208/article_17.html


●▲■【15話】天正16年(1586)6月上杉景勝・真田幸繁上洛*
箕輪初心:生方▲真田丸87【 15話『謁見』のあらすじ】&平山優
http://53922401.at.webry.info/201604/article_22.html


●▲■【16話】天正14年(1586)1月〜6月
箕輪初心:生方▲真田丸90【真田幸繁の豊臣家臣へ】
の史実:丸島説・平山説&第16話『表裏』あらすじ
http://53922401.at.webry.info/201604/article_30.html

●▲■【17話】天正14年(1586)6月〜10月
箕輪初心:生方▲≪岡崎城≫&【加沢記】の『松』VS
【第17話「松との再会】&史実:丸島説&平山説
http://53922401.at.webry.info/201605/article_4.html


●▲■【18話】天正14年(1586)10月〜天正15年(1587)
箕輪初心:生方▲真田丸92【第18話「上洛」】
&「丸島説&平山説&加沢記」
http://53922401.at.webry.info/201605/article_11.html


●▲■【19話】天正15年(1587)〜天正16年(1588)
箕輪初心:生方▲真田丸93【第19話:恋路】@信繁&茶々
*A信幸&稲α九州平定
http://53922401.at.webry.info/201605/article_20.html

●▲■【20話】天正16年(1588)〜天正17年(1589)
箕輪初心:生方▲真田丸bX4【20話「前兆」】聚楽第の落首事件
http://53922401.at.webry.info/201605/article_33.html


●▲■【21話】天正17年(1589)
箕輪初心:生方▲真田丸bX5【21話「戦端」】真田VS北条
http://53922401.at.webry.info/201605/article_35.html

●▲■【22話】天正17年(1589)6月〜11月
箕輪初心:生方▲真田丸97【第22話『裁定』】&加沢記「名胡桃事件」
http://53922401.at.webry.info/201606/article_6.html

箕輪初心:生方▲真田丸18【名胡桃事件への過程→秀吉の小田原攻撃】
http://53922401.at.webry.info/201601/article_21.html

箕輪初心●群馬【名胡桃城A】=北条氏滅亡のきっかけの城
http://53922401.at.webry.info/201202/article_22.html

箕輪初心●群馬旧高山村の城:中山城1回目&並木城
http://53922401.at.webry.info/201201/article_23.html

箕輪初心●岩櫃城探検隊第8弾【中山城2回目】
http://53922401.at.webry.info/201311/article_13.html
★名胡桃城代:鈴木主水が呼び出された城

★★箕輪初心●【横尾八幡城】
http://53922401.at.webry.info/201202/article_12.html
★真田昌幸が待機した城

箕輪初心:生方▲箕輪城173【後北条氏の西上州支配VS真田昌幸】
http://53922401.at.webry.info/201510/article_8.html


★名胡桃城・・・・


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