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zoom RSS 箕輪初心★若山牧水Hみなかみ紀行「猿ヶ京温泉〜湯宿温泉」

<<   作成日時 : 2013/01/30 06:31   >>

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若山牧水は法師温泉「長寿館」で1泊した。豊かな気持ちで
過ごした。新治の生方吉次&沼田の生方誠の持って来た酒で
大盛り上がりであった。短歌は詠む時間はなかった。翌朝、
法師温泉・・・今では赤谷湖の湖底に笹の湯=移転先は猿ヶ
京ホテル温泉で昼食を取った。★来た時も笹の湯=現猿ヶ京
ホテルだった。

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(★猿ヶ京ホテルの若山牧水の写真)
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 (★かつての笹の湯=猿ヶ京ホテル)
若山牧水 みなかみ紀行:青空文庫にお世話になってます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000162/files/4649_15562.html


◆◆ 箕輪初心★若山牧水の上州旅@水上〜川原湯温泉 ◆◆
http://53922401.at.webry.info/201301/article_23.html

◆◆ 箕輪初心★若山牧水の上州旅A「妙義&磯部温泉」 ◆◆
http://53922401.at.webry.info/201301/article_24.html

◆◆ 箕輪初心★若山牧水の上州旅B榛名湖&伊香保温泉 ◆◆
http://53922401.at.webry.info/201301/article_25.html

◆◆ 箕輪初心★若山牧水の上州旅C川原湯温泉&草津温泉 ◆◆
http://53922401.at.webry.info/201301/article_26.html

◆◆ 箕輪初心★若山牧水の上州旅Dロマンチック街道 ◆◆
http://53922401.at.webry.info/201301/article_27.html

◆◆ 箕輪初心★若山牧水の上州旅Eロマンチック『旧六合村」 ◆◆
http://53922401.at.webry.info/201301/article_28.html

◆◆ 箕輪初心★若山牧水Fロマンチック『四万温泉』 ◆◆
http://53922401.at.webry.info/201301/article_29.html


◆◆ 箕輪初心★若山牧水Gロマンチック『法師温泉』 ◆◆
http://53922401.at.webry.info/201301/article_30.html



若山牧水 みなかみ紀行:青空文庫にお世話になってます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000162/files/4649_15562.html


I10月23日
●法師温泉
※十月廿三日  
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うす闇の残っている午前五時、昨夜の草鞋のまだ濕(しめ)
つてゐるのを穿きしめてその溪間の湯の宿を立ち出でた。峰々
の上に冴えてゐる空の光にも土地の高みが感ぜられて、自づと
肌寒い。K―君たち二人はけふ一日遊んでゆくのださうだ。
●永井宿

●吹路宿
※吹路の急坂にかゝつた時であつた。十二三から廿歳までの間
の若い女たちが、三人五人と組を作つて登つて來るのに出會つ
た。眞先の一人だけが眼明で、あとはみな盲目である。そして
各自に大きな紺の風呂敷包を背負つてゐる。訊けばこれが有名
な越後の瞽女ごぜである相だ。收穫前の一寸した農閑期を狙つ
て稼ぎに出て來て、雪の來る少し前に斯うして歸つてゆくのだ
といふ。
「法師泊りでせうから、これが昨夜だつたら三味や唄が聞かれ
たのでしたがね。」
とM―君が笑つた。それを聞きながら私はフツと或る事を思ひつ
いたが、ひそかに苦笑して默つてしまつた。宿屋で聞かうよりこ
のまゝこの山路で呼びとめて彼等に唄はせて見たかつた。然し、
さういふ事をするには二人の同伴者が餘りに善良な青年である事
にも氣がついたのだ。驚いた事にはその三々五々の組が二三町の
間も續いた。すべてゞ三十人はゐたであらう。落葉の上に彼等を
坐らせ、その一人二人に三味を掻き鳴らさせたならば、蓋し忘れ
難い記憶になつたであらうものをと、そゞろに殘り惜しくも振返
へられた。這ふ樣にして登つてゐる彼等の姿は、一町二町の間を
おいて落葉した山の日向に續いて見えた。



●猿ヶ京の関所
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★猿ヶ京の湖城閣=宮野城
 上杉謙信・・・申年で、申ヶ京→猿ヶ京になった。
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●相生橋・・
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●昼食・・・笹の湯=現猿ヶ京ホテル
  ★今は湖底に沈んでいる。
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※猿ヶ京村を出外れた道下の笹の湯温泉で晝食をとつた。相迫つ
た斷崖の片側の中腹に在る一軒家で、その二階から斜め眞上に相
生橋が仰がれた。相生橋は群馬縣で第二番目に高い橋だといふ事
である。切り立つた斷崖の眞中どころに鎹の樣にして架つてゐる。
高さ二十五間、欄干に倚つて下を見ると膽の冷ゆる思ひがした。
しかもその兩岸の崖にはとりどりの雜木が鮮かに紅葉してゐるの
であつた。
 
★上杉謙信の逆さ桜・・・杖をさして置いたら育ったとか?
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●湯宿温泉「金田屋」泊
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 湯の宿温泉まで來ると私はひどく身體の疲勞を感じた。數日の歩
きづめとこの一二晩の睡眠不足とのためである。其處で二人の青年
に別れて、日はまだ高かつたが、一人だけ其處の宿屋に泊る事にし
た。もつともM―君は自分の村を行きすぎ其處まで見送つて來てく
れたのであつた。U―君とは明日また沼田で逢ふ約束をした。
 一人になると、一層疲勞が出て來た。で、一浴後直ちに床を延
べて寢てしまつた。一時間も眠つたと思ふ頃、女中が來てあなたは
若山といふ人ではないかと訊く。不思議に思ひながらさうだと答へ
ると一枚の名刺を出して斯ういふ人が逢ひ度いと下に來てゐるとい
ふ。見ると驚いた、昨日その留守宅に寄つて來たH―君であつた。
仙臺(台)からの歸途沼田の本屋(・・・★金子刀水の家)に寄つ
て私達が一泊の豫定で法師に行つた事を聞き、ともすると途中で會
ふかも知れぬと言はれて途々氣をつけて來た。そしてもう夕方では
あるし、ことによるとこの邊に泊つて居らるゝかも知れぬと立ち寄
つて訊いてみた宿屋に偶然にも私が寢てゐたのだといふ。あまりの
奇遇に我等は思はず知らずひしと兩手を握り合つた。
●湯宿温泉   
湯宿・・・入った温泉は「太陽館」




I10月24日
●湯宿温泉「金田屋」
   ↓徒歩で沼田へ

●布施宿

●新治支所前・・生方吉次
★『箱田城』

諏訪城

●下新田・・・・塩原太助

●黒岩八景

●月夜野・・・・杉下茂左右衛門

●後閑

★沼田の「そば源」から後閑・名胡桃・谷川を望む。
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●沼田城・・・・生方誠&生方たつゑ
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●沼田「青地屋」(泊) 
   夜、歌会



十月廿四日
 H―君も元氣な青年であつた。昨夜、九時過ぎまで語り合つ
て、そして提灯をつけて三里ほどの山路を登つて歸つて行つた。
今朝は私一人、矢張り朗らかに晴れた日ざしを浴びながら、ゆ
つくりと歩いて沼田町まで歸つて來た。打合せておいた通り、
U―君が青池屋といふ宿屋で待つてゐた。そして昨夜の奇遇を
聞いて彼も驚いた。彼はM―と初對面であつたと同じくH―を
もまだ知らないのである。


 夜、宿屋で歌會が開かれた。二三日前の夜訪ねて來た人たち
を中心とした土地の文藝愛好家達で、歌會とは云つても專門に
歌を作るといふ人々ではなかつた。みな相當の年輩の人たちで、
私は彼等から土地の話を面白く聞く事が出來た。そして思はず
酒をも過して閉會したのは午前一時であつた。法師で會つたK
―君も夜更けて其處からやつて來た。この人たちは九里や十里
の山路を歩くのを、ホンの隣家に行く氣でゐるらしい。

「きりぎしに 通へる路を わが行けば
    天つ日は照る  高き空より 」

「路かよふ 崖のさなかを わが行きて
    はろけき空を  見ればかなしも 」

「木々の葉の 染まれる秋の 岩山の
      そば路ゆくと  こころかなしも 」

「きりぎしに 生ふる百木も もきのたけ
    伸びずとりどりに  深きもみぢせるかも 」

「歩みつつ こころ怯ぢたる きりぎしの
    あやふき路に  匂ふもみぢ葉 」

「わが急ぐ 崖の眞下に 見えてをる
       丸木橋さびし あらはに見えて 」

「散りすぎし 紅葉の山に うちつけに
     向ふながめの 寒けかりけり 」

「しめりたる 紅葉がうへに わが落す
     煙草の灰は 散りて眞白き 」

「とり出でて 吸へる煙草に おのづから
     心は開け わが憩ふかも 」

「岩蔭の 青渦がうへに うかびゐて
      色あざやけき  落葉もみぢ葉 」

「苔むさぬ この荒溪の  岩にゐて 
  啼く鶺鴒(いしたたき=セキレイ)あはれなるかも」

「高き橋 此處にかかれり せまりあふ
   岩山の峽かひの せまりどころに 」
★猿ヶ京の相生橋だと思う。

「いま渡る 橋はみじかし 山峽の
   迫りきはまれる  此處にかかりて 」
★猿ヶ京の相生橋だと思う。
「古りし欄干(てすり) ほとほととわが うちたたき
   渡りゆくかも  この古橋を 」
★猿ヶ京の相生橋だと思う。

「いとほしき おもひこそ湧け 岩山の
   峽にかかれる  この古橋に 」
★猿ヶ京の相生橋だと思う。




●青池屋→ビジネスホテル HOTEL AOIKE(ホテル青池)
群馬県沼田市下之町900
慶応年代創業の「旅人宿青池屋」若山牧水、柴田錬三郎が宿泊。
若山牧水直筆の額
「青池やの 二階のへやに えひしれて
  書かせられたる この歌ぞこれ 」  

なんと、沼田のブログ名「クマノミ→マス君」さんの隣なのだ。
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 (★マス君の鱒の燻製)


柚庵(ゆあん)の紹介・・・青池から50m程東
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★明日は、若山牧水「沼田〜老神温泉〜」かな?

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箕輪初心★若山牧水Hみなかみ紀行「沼田〜老神温泉」
★若山牧水は法師温泉「長寿館」→湯宿温泉→沼田「青池屋」泊 たぶん、沼田『青池屋」から椎坂峠コースをとらず、すぐに下った のか不明であるが、旧白沢村片品川沿いに出た。利根村との 分岐を登って、裏道園原コースを行ったのである。こちらの景色 のほうがよかったからである。 ...続きを見る
城・陶芸・ハイキング・ダイビング・スキー...
2013/01/31 06:13
− タイトルなし −
箕輪初心★若山牧水Iみなかみ紀行「白根温泉〜金精峠」 若山牧水は老神温泉「牧水苑」→吹割の滝→東小川で千明家 に立ち寄った。→白根温泉(泊)翌日は丸沼→金精峠に出 た。 ...続きを見る
城・陶芸・ハイキング・ダイビング・スキー...
2013/02/01 05:15
箕輪初心:生方▲山口の大内文化:【瑠璃光寺】&『雪舟の話』
『山口の瑠璃光寺五重塔は国宝です。全国に現存する五重塔で10 番目に古く、日本3名塔の1つです。ちなみに日本3名塔は@山 口県の瑠璃光寺、A奈良県の法隆寺、B京都府の醍醐寺にある五 重塔です。室町時代における最も優れた建造物と評価されていま す。また、瑠璃光寺は檜皮葺の屋根が特徴です。明日行く厳島神 社の五重の塔も檜皮葺です。室町時代の初め、大内義弘が・・』 とバスガイドさんが説明してくださった。また、常栄寺の雪舟 のエピソードの方が面白かった。本当、凄いバスガイドであった。... ...続きを見る
城・陶芸・ハイキング・ダイビング・スキー...
2015/12/29 08:05

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